自分の財産の使い道は、自分で考えますね。家族のために何かプレゼントを買ったり、郊外の広い自宅を売却して、都心のマンションに移住する方もいます。賛同する社会貢献活動に対して、惜しみない寄付をされる方もいらっしゃるかもしれません。何を突然そんな当たり前のこととおっしゃるかもしれませんが、遺言を書く、すなわち、人生最後の財産の使い途を決めることに関しては、他人任せの方が少なくありません。

 それはなぜでしょうか。

 相続が「争続」になることを避けたいという思いから、積極的に「遺言」をお書きになる方も少なくありません。しかし、圧倒的に多数の方が、遺言を残さないままお亡くなりになります。全く知識がない方はともかく、遺言をあえて避けている方もいらっしゃいます。遺言を書くというと、自分が死ぬことを考えることになるからでしょうか。本当は、子どものうちの一人に多くを残してやりたいと思っても、そのような遺言を書くことで、逆に子ども同士の諍いがおこることを心配していらっ しゃるのでしょうか。

 遺言を書くにあたっては、自分の財産は、何がどれだけあるのかを知ることから始めます。財産を整理し、誰に何を残すのかを考えることは、自分の人生を振り返る作業であるとも言えます。家族とはいえ、結びつきには濃淡があります。自分に対して尽くしてくれた子どもに対して多くのものを残してやりたいと考えるのは、人間の自然な気持ちです。また、遺言を書かなければ、感謝の気持ちを届けられない相手もいます。たとえば、長年連れ添ってはいるけれども、様々な事情で入籍できていないパートナー、養子縁組をしていないけれども、献身的に介護に当たってくれた息子のお嫁さんなどです。また、支援を続けている団体に対しては、遺言を書かなければ、まったく寄付はできません。


 どのような内容の遺言であれ、大切なのは、自分自身がよく考えた結果であることを、残された家族に理解してもらうことです。そのために、法的な不備のない遺言、考え抜かれた遺言を書くことが必要ではないかと思います。最近、お葬式の準備をご自身でなさる方が増えています。「人生の後始末」を気にされている方なら、遺言をしたためることにも、前向きに取り組んでいただけるのではないかと思います。

 当事務所では、顧問税理士と提携し、法律面、税務面、両側面から、あなたにとって希望に沿った最善の遺言を考えたいと思っております。

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